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2008年の春から係りだした「宮島の鹿」は
当時どの子も痩せて敵意むき出し、
もしくは戦意も無く顎を突き出し「もう駄目~」
河原には、死体が珍しくない状態でした。

背骨とあばら骨は浮き、毛はぱさぱさ、持参する黒大豆(糞と見間違い誰も怒鳴らないため)を
どの子も必死の形相で食べていました。
「これはおかしい?」調べると疑問だらけでした。

戦争中食糧難で「神鹿」であったにもかかわらず食料と化し、
戦後は岩国のアメリカ兵のハンティングの的となり壊滅、
奈良の春日大社からもらい受け大切に増やされ、
増えすぎたと今度は、「餓死」への道を進め
一時は500頭だったものが、350頭に淘汰されました。

動物も人も都合で冷たい仕打ちに会うのは合点がゆきません
鹿の食料の芝も、草も、木もない、
宮島から出ることは海にのまれ、
あるいは対岸につくと同時に「駆除」の名目の「死」が待っているのです。

其処で夫の協力、時に自力で給餌に出かけ始めました。
同じ思いの広島県三原のTさんはいち早く組織をたちあげ
支援者を募り、行政と向き合い日夜奔走されました。

無論私も動向の志、仲間に加えていただきました。
それが「宮島の鹿をいつくしむ会」です。賛同いただけましたら
ご入会下さい。よろしくお願いいたします。

そんなこんなで毎週日曜日宮島に給餌に出かけています。
シカは奈良とは比べられないほど貧弱ですが優しくなりました。
足を切断されたり、耳を半分に切られたり、顔をつぶされたり、
骨を折られたり、箒で殴られたりと、動物愛護精神に欠ける事夥しいですが、
以前と違い警察も協力的?になりました。嬉しいことです

頭数は350頭前後です。ご一緒に給餌にゆきませんか?
心いやされること間違いなしです!体力さえあればOKーです。
体力のない老婆の米田がよろよろやっても大丈夫!「来たれ!友よ」
なーんてよろしくお願いします。

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